社会人の英語勉強が失敗に終わる3つの理由と成功の秘訣【独学OK】

社会人になってから「本格的に英語を勉強し直してみようかな」と考える方は多いです。しかしその大半が、途中で勉強を投げ出してしまいます。 せっかく英語を学ぶのなら、失敗したくはありませんよね

本記事では、社会人の英語勉強が失敗に終わる3つの理由 を紹介しています。原因を知り、対策を練れば、英語勉強の成功はグンと近づきます。

記事を最後までチェックすれば、社会人が英語の勉強を成功させるにはどうすれば良いのかが分かりますよ。

確かにやる気に身を任せてスタートダッシュを切ることは大切です。しかし下準備をせずにスタートダッシュを切っても、きちんと準備をして後からスタートした人にいずれ追い抜かれます。

がむしゃらに英語の勉強を始めるのではなく 「何をやるべきで何をやるべきではないのか」を確認しましょう。

社会人の英語勉強が失敗に終わる3つの理由

社会人の英語勉強が失敗に終わる理由は以下の3つです。

  • 勉強時間を確保できないから
  • 目標を決めずに勉強をしているから
  • 勉強を習慣化できていないから

 

1つだけ当てはまる方もいれば、全て当てはまる方もいます。各理由の詳細と、どうすれば失敗しないのかを解説します。

勉強時間を確保できないから

英語を勉強する社会人は、勉強時間の確保に苦労します。なぜなら社会人は、学生と違って朝から夕方まで仕事があるからです。

朝から夕方まで仕事がある社会人が、まず英語の勉強時間として思いつくのが、仕事終わりの時間です 午後7時に帰宅して、午前0時に就寝すると仮定すれば、そのうち2〜3時間程度は英語の勉強時間に充てられそうですよね。

しかし 「仕事終わりに2〜3時間勉強できるだろう」という考えが、社会人の英語勉強の失敗の原因です。 なぜなら仕事終わりは疲労しており、その状態で机に向かうには、強い精神力が必要だからです。

大半の方は、テレビやSNSなどの誘惑に負けてしまい、計画通りに勉強ができないはずです。また仮に仕事が終わってから机に向かうことができたとしても、疲労した状態での勉強は非効率です。勉強しても勉強しても成果が出ず、挫折の原因になってしまいます。

英語を勉強する社会人が勉強時間を確保する際は、仕事終わりにまとめて時間を確保するのではなく、1日の中に複数回分散させて時間を確保すべきです 例えば寝る前に30分、通勤電車の往復で1時間、早朝に30分といった形です。

そうすることで、仕事終わりに2時間や3時間机に向かわずとも、十分な勉強時間を確保できます。以下のように勉強時間を分散させれば、仕事終わりの勉強を1時間に留めつつ、合計3時間の勉強時間を確保できます。

  • 早朝30分
  • 通勤電車(往復)1時間
  • 仕事終わり1時間
  • 寝る前30分

1日3時間も勉強するつもりがないのであれば、上記の勉強時間のバランスを自由に調整していただいて構いません。会社の昼休みやちょっとしたスキマ時間も活用すれば、さらに効率的に勉強時間を確保できますよ。

ちなみに早朝はリスニングや長文などの頭を使う勉強、寝る前は単語などの暗記系を勉強すると効率的 です。

目標を決めずに勉強をしているから

目標を決めずに、何となく英語勉強を始める社会人は多いです。

  • これからの社会には英語が必要だから
  • 何かスキルを身につけておかないとまずい気がするから

上記のように明確な目標を定めず、曖昧な気持ちで英語勉強を始めると失敗します。なぜなら英語の勉強は「何を目標とするか」によって勉強内容が大きく異なる からです。

例えばTOEICで高得点を取得したいのなら、TOEIC対策が必要です。海外の取引先と英語で商談できるようになりたいのであれば、ビジネス英会話を勉強しなければなりません。外国人の友達と仲良く英語で話せるようになりたいのであれば、ビジネス英会話ではなく日常英会話の勉強が必要です。

「〜したい」「〜になりたい」という目標を決めずに、何となくで英語の勉強を始めてしまうと失敗します。

目標を決める
  • TOEICで高得点を取得したい
  • 海外の取引先と英語で商談できるようになりたい
  • 外国人の友達と英語で話せるようになりたい

実は上記のような目標でも、まだ曖昧です。目標は細かく設定するに越したことはありません。例えばTOEICでは、同じ高得点でも900点を目指すのか700点を目指すのかによって、必要な勉強は異なります。

「英語を勉強するぞ!」という勢いのまま勉強を始めたいのは分かります。しかし無計画に勉強を始めるのではなく、まずは目標を立て、目標をもとに必要な勉強に関する情報を集めてから、勉強を開始しましょう。

時間が取りづらい社会人だからこそ、遠回りをするべきではありません。

勉強を習慣化できていないから

「今日は仕事が早く終わったから」「今日は何だか勉強したい気分だから」このように気分や状況次第で、勉強するかどうかを決めていると、失敗します。なぜなら英語の習得には長い勉強時間が必要で、そのためには勉強の習慣化が欠かせない からです。

週に1回気まぐれで1日3時間勉強をするのと、毎日1時間コンスタントに勉強をするのとでは、前者は3時間後者は7時間と、勉強時間に差が出ます。1週間で開いた差は、1ヶ月・1年と経つうちにどんどん大きくなります。

アメリカ国務省付属の外国語研修期間FSIの調査 によると、アメリカ人が日本語を習得するには最低でも2,200時間の勉強が必要だと言われています。つまり日本人が英語を習得するのにも同様の時間が必要だということです。

日本人は学校教育でおよそ1,200時間英語を学ぶため、 日本の社会人が英語を習得するには、1,000時間以上の英語勉強が必要 です。もちろん高いレベルを目指せばより長い時間が必要になりますし、日常英会話や、英語でのメールなどピンポイントで英語を習得したいのであれば、必要な勉強時間はもう少し短くなるでしょう。1,000時間はあくまで一つの基準です。

それだけの勉強時間を確保するには、英語勉強の習慣化は不可欠です。毎日5時間も6時間も勉強する必要はありません。少しでも良いので毎日必ず1回は英語の教材を手に取りましょう。そして慣れてくるたびに勉強時間をじわじわと伸ばしていけば良い のです。

忙しくて机に向かう暇がない日もあるでしょう。そういった日でも英語勉強の習慣を継続できるようにスマホアプリやYouTubeの動画など、気軽に使える英語教材も使いこなせるようになっておくといいですよ。

社会人の英語勉強は独学で良い?それともスクール?

社会人の英語勉強方法は、独学とスクールの2つに分けられます。「できれば独学で頑張りたいけど、一人で勉強できるか不安だし、スクールに通った方がいいのかな?」と悩んでいる方は多いです。

しかし独学とスクールの2択で悩むのは、おすすめできません。独学のみか、独学とスクールの両方か」の2択で悩むべき です。つまり独学は、スクールに通うにせよ通わないにせよ必要です。

なぜならスクールで英語を学ぶ時間は、英語勉強時間のごく一部だからです。例えば英会話スクールに週2回通ったとします。1レッスン 1時間だとすると1週間の英語勉強時間は2時間、1ヶ月でわずか8時間です。

つまり 英会話スクールだけで英語を習得するのは不可能に近い です。英語が話せるようになりたいのであればスクール+独学、英会話は不要であれば独学のみで構いません。

英会話を習得したい社会人に必要なこと3つ

英語の中でも日本人が特に苦手とするのが英会話です。英会話を習得したい社会人には以下3つのことが必要です。

  • 「話せるようになりたい」という強い意志
  • 十分な発話の機会
  • 完璧を目指さない意識

それぞれ簡単に解説します。

「話せるようになりたい」という強い意志

英会話を習得するには「話せるようになりたい」という強い意志が必要です。強い意志がなく、嫌々英会話を学んでいては、いつまで経っても英会話は習得できません。

「話せるようになりたい」という強い意志があれば、単語を学ぶ時も洋画を見ている時も、英語に関する全てのことが英会話に結びつけられます 「この単語はこういうシーンで使えそうだな」「このセリフ実際に使えたらかっこいいな」こう思うのと思わないのとでは、学んだことを吸収するスピードが全然違います。

自分から英語を勉強したいと思った方には「話せるようになりたい」という強い意志が備わっているはずです。しかし会社からの指示などで英語を学ぶことになった場合は要注意 です。

十分な発話の機会

当然ですが、英会話を習得するには、英語を話す機会を増やさなければなりません。日本で普通に生活していて英語を話す機会は皆無ですよね。

そんな時役立つのが英会話スクールです。スクールに通えば、国内にいながら外国人講師から英会話を学べます。英語を話す外国人の友人がいる場合は例外ですが、英会話を習得したいのであれば、英会話スクールの受講を検討すべき です。

しかし英会話スクールのレッスン時間には限りがあります。いつまでも好きなだけ英会話ができるわけではありません。そんな時は、 独学時に英語を声に出してみましょう。 それだけでも黙々と参考書を読むよりは、英会話に効果があります。

完璧を目指さない意識

「日本人が英語を話せないのは、日本人が完璧な英語にこだわりすぎているからだ」という意見もあります。実際に海外に出てみると、英語非ネイティブの中で、ネイティブレベルの英語を話している方はほとんどいません 皆何かしらのアクセントや訛りを持っています。

日本人でも幼少期から英語を学んでいるのであれば、ネイティブレベルの英語を習得することは可能です。しかし社会人から本格的に英語を学ぶのであれば、ネイティブレベルの英語の習得は諦めるべき です。ネイティブレベルでなくても、十分通用するので安心してください。

日本で暮らしている外国人に、完璧な日本語を話す方はほとんどいないはずです。それでも彼らは日本で何不自由なく仕事をし、生活できています。それと同じです。

 

まとめ

社会人の英語勉強が失敗する理由について解説しました。勉強を本格的に始める前に、今回解説した内容を知識として持っておけば、英語の勉強が失敗する確率はグンと下がるでしょう。

後はあなたの目標に沿った勉強方法を調べ、実践するのみ です。

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