TOEICは試験の種類が複数あり、試験日程もそれぞれ異なるので、ややこしいですよね。そこで本記事では、TOEICの試験日程を4つの試験タイプ別に、一覧表 にまとめました。
試験日程に加えて、結果発送予定日や受験日程の決め方、TOEICの申し込み方法についても記載しています。記事を最後までチェックすれば、TOEICの日程に関する悩みは全て解決しますよ。
試験日程は早めに決めてしまい、TOEIC対策のスタートを切りましょう。
以下の目次より、自身が受験するTOEICの試験タイプをクリックして、日程を確認してください。
TOEICとは?
TOEICとは、”Test of English for international communication”の略称で、「国際的なコミュニケーションのための英語テスト」と直訳できます。英検とは異なり、日常英会話やビジネスシーンで使用する英語が多く出題される のが特徴です。
日本では主に就職活動や企業での昇進・昇給に役立つ資格 として注目を集めており、2019年度の国内での総受験者数は約241万人に登ります。(出典: 2019年度 TOEIC® Program 総受験者数は約241万人 )
TOEICは世界中で実施されている試験です。日本国内での試験の運営は IIBC 一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会 が行っています。また試験問題の開発はアメリカに拠点を置く世界最大の非営利テスト開発機関 ETS( Educational Testing Service ) が行っています。
TOEICの試験形式は全部で4つ
TOEICには以下4つの試験形式があります。
- TOEIC Listening & Reading Test
- TOEIC Speaking & Writing Tests
- TOEIC Bridge Listening & Reading Tests
- TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests
TOEICとTOEIC Bridgeにそれぞれ、リスニングとリーディングに関する試験、スピーキングとライティングに関する試験があります。
TOEIC Bridgeは英語初級者に向けて作られた試験 です。TOEICと比べて問題の量も試験時間も約半分で、リスニングのスピードはゆっくりです。ただしTOEIC Bridgeは就活や職場ではほとんど役に立たないので、通常のTOEICの受験をおすすめします。
なおTOEICには4つの種類がありますが、一般的に「TOEIC」というと、最も受験者数が多いTOEIC Listening & Reading Testのことを指します。
TOEIC4つの試験形式の試験内容と問題形式についてまとめました。
TOEIC Listening & Reading Testの試験内容&問題形式
リスニングテスト | リーディングテスト | |
問題数 | 100問 | 100問 |
試験時間 | 約45分 | 75分 |
テストの構成 | 写真描写問題:6問
応答問題:25問 会話問題:39問 説明文問題:30問 |
短文穴埋め問題:30問
長文穴埋め問題:16問 長文問題(1つの文書):29問 長文問題(複数の文書):25問 |
TOEIC Speaking & Writing Testsの試験内容&問題形式
スピーキングテスト | ライティングテスト | |
問題数 | 11問 | 8問 |
試験時間 | 約20分 | 約60分 |
テストの構成 | 音読問題:2問
写真描写問題:2問 応答問題:3問 提示された情報に基づく応答問題:3問 意見を述べる問題:1問 |
写真描写問題:5問
Eメール作成問題:2問 意見を記述する問題:1問 |
TOEIC Bridge Listening & Reading Testsの試験内容&問題形式
リスニングテスト | リーディングテスト | |
問題数 | 50問 | 50問 |
試験時間 | 約25分 | 35分 |
テストの構成 | 画像選択問題:6問
応答問題:20問 会話問題:10問 説明文問題:14問 |
短文穴埋め問題:15問
長文穴埋め問題:15問 読解問題:20問 |
TOEIC Bridge Speaking & Writing Testsの試験内容&問題形式
スピーキングテスト | ライティングテスト | |
問題数 | 8問 | 9問 |
試験時間 | 約15分 | 約37分 |
テストの構成 | 音読問題:2問
写真描写問題:2問 聞いたことを伝える問題:1問 短い応答問題:1問 ストーリー作成問題:1問 アドバイスをする問題:1問 |
文を組み立てる問題:3問
写真描写問題:3問 短文メッセージ返信問題:1問 ストーリー記述問題:1問 長文メッセージ返信問題:1問 |
【2023年度】試験タイプ別TOEIC試験日程一覧
IIBCが公開している 2023年度TOEIC Program公開テスト日 を参考に、2023年のTOEIC試験日程について、試験タイプ別に表にまとめました。
【2023年度】 TOEIC Listening & Reading Testの試験日程
試験日 | 結果発送予定日 |
2023年4月23日(日) | 2023年5月23日(火) |
2023年5月21日(日) | 2023年6月20日(火) |
2023年6月10日(土) | 2023年7月11日(火) |
2023年6月25日(日) | 2023年7月25日(火) |
2023年7月23日(日) | 2023年8月22日(火) |
2023年8月20日(日) | 2023年9月19日(火) |
2023年10月1日(日) | 2023年10月31日(火) |
2023年10月29日(日) | 2023年11月28日(火) |
2023年11月19日(日) | 2023年12月19日(火) |
2023年12月10日(日) | 2024年1月9日(火) |
2024年2月26日(日) | 2023年3月28日(火) |
2023年3月19日(日) | 2023年4月18日(火) |
【2023年度】 TOEIC Speaking & Writing Testsの試験日程
試験日 | 結果発送予定日 |
2023年3月5日(日) | 2023年4月4日(火) |
2023年4月16日(日) | 2023年5月16日(火) |
2023年5月21日(日) | 2023年6月20日(火) |
2023年6月11日(日) | 2023年7月11日(火) |
2023年7月9日(日) | 2023年8月8日(火) |
2023年8月6日(日) | 2023年9月5日(火) |
2023年9月3日(日) | 2023年10月3日(火) |
2023年10月8日(日) | 2023年11月7日(火) |
2023年11月5日(日) | 2023年12月5日(火) |
2023年12月3日(日) | 2024年1月2日(火) |
2024年1月14日(日) | 2024年2月13日(火) |
2024年2月18日(日) | 2024年3月19日(火) |
2024年3月24日(日) | 2024年4月23日(火) |
【2023年度】 TOEIC Bridge Listening & Reading Testsの試験日程
試験日 | 結果発送予定日 |
2023年5月21日(日) | 2023年6月23日(金) |
2023年8月6日(日) | 2023年9月8日(金) |
2023年10月6日(日) | 2023年11月3日(金) |
【2023年度】 TOEIC Bridge Speaking & Writing Testsの試験日程
試験日 | 結果発送予定日 |
2023年3月19日(日) | 2023年4月21日(金) |
2023年5月21日(日) | 2023年6月23日(金) |
2023年8月6日(日) | 2023年9月8日(金) |
2023年10月8日(日) | 2023年11月10日(金) |
2024年2月18日(日) | 2024年3月22日(金) |
TOEICの受験日程の決め方
TOEICの受験日程が分かれば、次にやるべきことは受験日程の決定 です。TOEICは1年間に何度も実施される試験なので「どのタイミングでTOEICを受験すれば良いか分からない」と悩む方も多いです。
そこで、TOEICの受験日程の決め方について解説します。
TOEICを初めて受ける→次のTOEICを受験すべき
TOEICを一度も受験した経験がない方は、次のTOEICを受験しましょう。なぜなら一度TOEICを受験してみることで、問題や会場の雰囲気を知れる からです。そしてなにより現在のあなたの英語力を測定できる からです。
例えばTOEIC Listening & Reading Testは、990点満点の試験です。
- あなたの英語力がどのくらいなのか
- TOEICスコア何点を目指すのか
上記2つによって、あなたに必要なTOEIC対策は異なります。例えばTOEIC300点レベルで500点を目指すのであれば、中高レベルの単語やTOEIC頻出単語から勉強すべきです。
一方TOEIC600点レベルの方が700点を目指すのであれば、苦手なパートを把握し、重点的に問題演習をこなすべきです。
「自分の現在地を知り、適切な対策を取る」ためにも、一度TOEICを受験してみるべき です。対策ができていなくても構いません。
TOEICを就活や仕事のために使う→スコアが必要な日程から逆算して受験すべき
就活や仕事のためにTOEICを受験するのであれば、スコアが必要な日程から逆算して受験日程を決めるべきです。
例えば10月中にTOEICスコアが必要であれば、10月までにTOEICの公式認定証が郵送され、手元に届かなければなりません。
※TOEICでは、スコアが本物であることを証明するために、受験後「公式認定証」が発行されます。
公式認定証は、試験日から30日以内に受験者本人宛に発送される ので、TOEICはTOEICスコアが必要とされる1ヶ月以上前に受験すべきです。
合わせて読みたい:TOEIC単語帳なら金のフレーズ!使い方と勉強方法を画像付きで解説
TOEICの受験料&申し込み方法
TOEICの受験料は以下の通りです。
- TOEIC Listening & Reading Test:7,810円
- TOEIC Speaking & Writing Tests:10,450円
- TOEIC Bridge Listening & Reading Tests:4,950円
- TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests:9,350円
※料金は全て税込です。
申し込みは以下の申し込みページより行えます。
- TOEIC Listening & Reading Testの申し込みは こちら
- TOEIC Speaking & Writing Testsの申し込みは こちら
- TOEIC Bridge Listening & Reading Testsの申し込みは こちら
- TOEIC Bridge Speaking & Writing Testsの申し込みは こちら
まとめ
TOEICの日程や試験概要についてまとめました。TOEICには4つの試験タイプがあります。まずはどのタイプを受験すべきか考えましょう。
- 英語初心者でTOEICの問題が解けるか不安な方→TOEIC Bridge
- それ以外の方→TOEIC
リスニングとリーディング、スピーキングとライティングの試験がありますが、まずはリスニングとリーディングから受験してみることをおすすめします。
受験者数が多いですし、スピーキングやライティングにも必要な英語の土台が身につきます。
日程を決めたら後は勉強あるのみ。早速本日からTOEIC対策をはじめてみましょう。